節電基礎知識
使用していない状態で、プラグが刺さっているだけでも消費する電力を待機電力といいます。
ただしプラグを刺さしている電化製品がすべて待機電力を使っている訳ではありません。
例えば、リモコンを使って電気のオンオフができるものや、タイマーなど時刻表時が出ているような電化製品は待機電力を消費しているものです。
この待機電力は家庭の電気消費の約6%を消費しています。
最近では省エネ化が進み、新しい家電は待機電力の消費を抑えたものも出てきていますが、機能の向上で待機電力の消費が増えてきているものもあります。
待機電力を消費する順位は以下の通りです。
順位 | 電化製品 | 割合(%) |
1位 | ガス温水器機 | 20 |
2位 | 冷暖房兼用エアコン | 9 |
3位 | 固定電話機(多機能電話機・子機含む) | 9 |
4位 | HDD・DVDレコーダー DVDプレーヤー |
6 |
5位 | 温水洗浄便座 | 5 |
6位 | ビデオデッキ | 4 |
7位 | パソコン | 4 |
8位 | 石油温水器機 | 4 |
9位 | テレビ | 3 |
10位 | 一体型オーディオ | 3 |
他 | 照明/炊飯器/電子レンジ/食器洗い器/携帯の充電器/空気清浄機/電気ポット/据え置きゲーム機 等 | 33 |
(データは 財団法人省エネルギーセンター2011年度情報から引用)
実際に使っていないときにかかる待機電力ですので、ここも節電ができそうです。
ただし、待機電力を使う家電の中には、待機電力をきってしまうとせっかくの機能が使えなくなったり、再度電源を入れたときにかえって消費電力を使うものがありますので、工夫が必要になります。
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◀◀前項 1.家庭内の主な電気消費量の割合
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