川場村で発電した電気を世田谷区へ。木質バイオマス発電事業スタート。

東京世田谷区は、区の「第二のふるさと」として昭和56年より交流協定を結ぶ群馬県の「川場村」と共同で新たな発電事業のモデルをスタート。

川場村の木材でバイオマス発電する電力を、東京23区のなかでも最大の人口を擁する世田谷区の約46万世帯(平成28年2月1日現在で人口883,776人)で利用できる、というプロジェクトを開始するということです。

各紙の情報より

東京新聞より

川場村と東京都世田谷区が、四月からの電力小売り自由化を踏まえ、村が計画する木質バイオマス発電事業についての「川場村における自然エネルギー活用による発電事業に関する連携・協力協定」を締結した。

新たな協定により、川場村で発電された電気を世田谷区の公共施設や区民が選択して購入できる仕組みや、発電事業への区民・村民の参加、寄付や投資の制度作りなどを具体的に検討する。

製材事業で発生する、端材やチップを燃焼させて得られたガスを使う木質バイオマス発電所を来年度中に建設し、四十五キロワット時の小規模発電事業を開始する計画を持つ。

東京新聞:【群馬】2016年2月19日

朝日新聞より

区と川場村は三十数年来の交流自治体。村では東京農大、清水建設と共同で、杉など地元の豊富な木材資源を生かした製材やバイオマス発電、温室農業構想が進められている。

計画では、4月以降に操業開始する製材所から出る端材や、間伐材から作る木材チップを使って、来年1月以降にバイオマス発電を始める。発電能力は45キロワット程度という。

東京)バイオマス電力を区民に:朝日新聞デジタル 2016年2月9日

グリーンバリュープログラム

村と共同で木質バイオマス発電・森林再生の事業を行なう清水建設によると、

利根沼田森林組合からの年間約700ヘクタール分の間伐材のうち、高品質なものは木材製品として外部の製材所へ。年間20000立方メートルとなる低品質の木材や、街路樹を剪定した際に出る枝・葉、木材加工の際に出る製材くず等を、チップ化して「木質バイオマス発電」の燃料に利用するということです。

グリーンバリュープログラム 清水建設による森林再生

グリーンバリュープログラム 清水建設による森林再生

この発電所が来年完成して、現実問題どれだけの電力が供給できるのかというと

バイオマス発電の設備利用率(発電能力に対する実際の発電量)を標準の80%で計算すると、年間に30万kWh(キロワット時)の電力を供給することができる。一般家庭の使用量(年間3600kWh)に換算して80世帯分に相当する。

150キロメートルの距離を越えて、木質バイオマス発電の電力を村から東京へ:電力とエネルギーを知る・買う・生かす – スマートジャパン

最初のうちはかなりわずかな電力のようですが、未来のあるプロジェクトです。長期的に行なうことで色々可能性を秘めているのではないでしょうか。

場所は道の駅川場田園プラザの近く

発電所は、道の駅川場田園プラザの西側約三百メートルに位置し、発電の廃熱を利用した、足湯と農業温室の建設も計画している。

東京新聞:【群馬】2016年2月19日

道の駅川場田園プラザ:群馬県川場村 川場田園プラザは「関東好きな道の駅 5年連続第1位」、「日経プラス1 家族で一日楽しめる道の駅 東日本第1位」に選出されました。

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