福岡朝倉市の山間地域にマイクロ水力発電の水車が完成。
河川や農業用水の流れを利用しての発電を、ゲートボール場の照明や街灯に利用。というニュースです。
大分自動車道の杷木インターチェンジ(IC)から、北東へ車で約15分の山間部に、31世帯103人が暮らす白木地区がある。
高齢化や過疎化が深刻な集落で20日、発電に利用する手作り水車や発電機を備える発電村がお披露目された。
小水力発電村 開村式
(杷木町白木地区)2月20日 (土)13時近年、クリーンエネルギーが注目を浴びています。交換効率は太陽光で10~20%、火力最新型で60%、水力は80%で一番ですがダムや発電所建設で森林など自然破壊の問題があります。
小水力発電は小川など水流があれば低コストで発電できます。
白木地区の発電では出力110W蓄電池容量7.4W、リチュームイオン電池。当日は雨の為、「開村式」は中止
現地見学とシンポジュームがありました。
再生可能なエネルギー創出としては一つの手段ではあります。
市内外から集まった約60人が興味深そうに水車などを眺める姿を見て、発電村の「村長」を務める白木地区の井上陽生さん(76)は「普段は静かな集落がにぎやかになった。さらに多くの人が来るように活動を続けたい」と話した。
朝倉市は「三連水車」で有名
発電小屋を作ったのは「朝倉市に小水力発電を進める会」という市民団体。
東日本大震災を契機にクリーンエネルギーについて啓発活動を行なうため、朝倉市民によって2012年に結成されたグループで、九州大学 島谷研究室の協力のもとに実際に発電所の製作を進めてきたプロジェクトです。
地元朝倉市には観光名所としても有名な「実働する日本最古の水車」があるということから、水力発電に注目したということです。
また、山間部の白木地区が、湧き水を生かした地域おこしに取り組んでいたため、小水力発電の拠点として選出。
「白木発電村」と命名、小水力発電所の運営活動を行っているということです。
発電モーターは「明和製作所」製。
水力発電には「1kwアウターロータ発電機」という発電モーターが採用されているということで、技術協力で糸島市のモーター製作会社「明和製作所」がこのプロジェクトに参加しているそうです。
糸島市の電気モーター製造会社「明和製作所」が水路でも効率的に発電できる小水力発電機を製作したことを聞きつけると、同会が中心となって発電機を購入した。
1時間当たりの発電量が110ワットに上がった上、同社が「地域活性化のため」と容量7.2キロワットの蓄電装置を無償貸与してくれたこともあり、ゲートボール場の照明や街灯、イベントで使う精米器など「地産地消」で活用できるようになった。
明和製作所では、九州大学島谷研究室との連携で「朝倉市に小水力発電を進める会」に協力し1kwアウターロータ発電機の納入と小水力発電システムの設置支援を行ってまいりましたが、このたび施設完成と電気の活用開始を記念した「白木発電村開村式」及び 小水力発電シンポジウムが行われ、弊社社長が報告者およびパネリストとして参加しました。
当日は小雨の降る中、県内外から140名を越える参加者があり活発な意見交換が行われました。