熱中症対策と予防
熱中症は自覚症状を感じづらく、体調不良を意識したときにはかなり症状が進行している場合があります。
熱中症かもしれないと感じたらすぐにしてほしい応急処置をまとめましたので、どうぞ参考になさってください。
熱中症の応急処置
1.涼しい場所へ移動
日陰、クーラーの効いた部屋など涼しい場所へ移動する。
2.体温の放熱を促す
服をゆるめ、可能であれば脱ぎます。
放熱の表面積をできるだけ大きくしましょう。
3.皮膚に水をかけて、団扇などで扇ぐ
霧吹きや、なければ水に浸したタオルなどで、皮膚表面をたっぷりとぬらしてください。
そのあと、うちわや扇風機などで強く風を当て、急速に気化させます。
4.氷水を入れた氷嚢(ビニール袋で代用でも可)で太い血管のあるところを冷やす。
冷たい缶ジュースなどでも可。
太い血管は首・脇の下・太ももの付け根などにあります。家庭であれば保冷剤を冷凍庫に入れておくのも便利です。
5.水分・塩分の補給
冷たい水分で、胃の中から体を冷やします。その際、発汗で失われた塩分を補える事ができるので、経口補水液、食塩水などが最適です。スポーツドリンクは水分量に対してナトリウムの含有が少ないので、熱中症時の脱水症状には低ナトリウム血症を起こす可能性があるため、あまりお勧めできません。
ただし、自身で飲めないようなときは、無理して飲ませると気道に入って危険です。また、吐き気がある場合は胃が弱っている証拠なので、そういったときも無理に飲ませず早急に救急車を手配しましょう。
経口補水液の作り方
材料
- 水 1リットル
- 砂糖 大さじ4と1/2
- 塩 小さじ1/2
その都度作るなら
コップ1杯分の目安
- 水 250cc
- 砂糖 大さじ1
- 塩 小さじ1/8
すべての材料を良く溶かします。それだけです。
スポーツドリンクより少ししょっぱい印象の味になりますが、飲みづらいようであればレモンなど柑橘系の果汁を入れると飲みやすくなります。100%のオレンジジュースを適量混ぜてもカリウムが取得できてよいです。
一気に飲み干さず、少しずつゆっくり飲みましょう。
変質する恐れがありますので、多めに作るときは冷蔵庫で保管しその日のうちに飲みきるようにしましょう。
また、常備されたい方は製品として販売もされています。
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