よしず・すだれ

実践節電術 3.節電を強化するための便利グッズ

よしず
よしずよしずは3mほどの長さの葦(よし)を縦状にシュロ糸で編んであるもので、主に立てかけて使います。
風通しがよく、かつ外からの視線を遮られる目隠し効果もありますので、海の家や、屋台、温泉の目隠しなどで壁代わりに立てかけてあるのを見かけたことがあるかと思います。また雪国では防雪に使われる事もあります。

熱を帯びた壁や窓ガラスは、その性質上、温度の低い室内に向けて放熱しますので、その直射日光を壁や窓の外側からよしずで遮断する事で、窓や壁などが受ける熱を和らげ、室温の上昇をおさえる効果があります。

さらに斜めに立てかける事により窓や壁との間に隙間ができ、その空気の層が熱気を和らげるため熱を室内に持ち込まない特徴があります。そのため、日陰を作りつつ、窓や壁から距離を多めに取るほど、断熱効果は上がります。

かつ外からは室内が見えづらいので、カーテンを開けたまま風通しが可能です。

気温が高くなる前によしずに水をかけておくと、よしずが吸った水分が蒸発する時の気化熱で吹き込む風を2℃程度下げる事ができます。

断熱効果は雨戸と同じくらいですが、最近の雨戸はアルミ製が多いので、室温を下げる為に雨戸を閉めるとかえって雨戸が熱を帯び、室温が上昇してしまいます。その熱を防ぐ為に雨戸をよしずで覆うという使い方も増えてきています。

デメリット

  • サイズが大きいのでマンションのベランダには不向き(すだれで代用可能)
  • 強い風には弱いので、ばたつかない程度の固定措置が必要
  • 1-2年で交換が必要(出しっ放しの場合。葦が折れたり糸がほつれてきます)

すだれ
すだれすだれは葦や竹を横状に編んであるもので、通常は窓の外にぶら下げて使います。効果はよしずとほぼ同じで、よしずのように壁に立てかけて使う大きなものもあります。

最近はロールカーテンのように部屋の中につけるタイプのものも増えてきました。すだれ自体が熱を帯びづらく、風通しも良いので、室内にとりつけてもそれなりの効果はありますが、やはり窓ガラスにあたる熱を遮断した方が室温をおさえる効果は高いので、窓の外につけられた方がおすすめです。窓の外のサッシ枠にねじ止めできるすだれの取り付け金具も販売されていますので、特に大掛かりな加工をしなくても簡単に取り付けが可能です。

デメリット

  • 強い風には弱いので、ばたつかない程度の固定措置が必要
  • 1-2年で交換が必要(出しっ放しの場合。葦が折れたり糸がほつれてきます)

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