熱の発生源を減らす:夏の節電

季節による節電対策

1.熱の発生源を減らす

熱の発生源を減らす

  • 電化製品の使用を控える
    電化製品は使えば使うほど熱を発生して、暑い空気を作る原因になります。極力使わない工夫で余分な熱を抑えましょう。コンセントから抜くか、節電タップできってしまえば待機電力も抑えられるので節電できます。

2.温度が高くなる家電の使用を控える

  • 電気ポット →やかん&魔法瓶
    最大消費電力 沸騰時1000w
    ポットは保温と追い炊きで熱を発生させているので、やかんで沸かして魔法瓶を使った方が室温を上げずにすみ、節電もできます。仮に1リットルの水を沸騰させる場合、光熱費はポットよりガスの方が若干安いです。保温機能の高い魔法瓶を使えば10時間後でも75℃程度をキープできます。緑茶であれば十分おいしく入れられる温度です。
  • コーヒーメーカー →面倒でもフィルターで入れる
    最大消費電力 沸騰時1300w
    コーヒーメーカーは、お湯の沸騰時の消費電力が炊飯器並みです。平均消費電力は約700wで家電の中でも高い消費電力となっています。保温は室温を高めますし、電気を消耗しますので、面倒でも手動でフィルターで入れる事をお勧めします。ペーパードリップの場合、82~83度が適温と言われていますので、魔法瓶のお湯でもおいしく入れられます。コーヒーメーカーの場合、一気にたくさん作って保温しておくという事もありがちですが、消費電力が大幅にあがりますし、味も落ちるのでお勧めできません。
  • 電子ジャー →土鍋 or→まとめ炊き、保温なし
    最大消費電力 炊飯時1200W
    電子ジャーは炊きあがるまでにかなりの熱を発生させますし、その後の保温が室温をあげる原因になります。土鍋炊飯は電子ジャーより時間が短くてすみ、ふっくらおいしく炊きあがります。炊飯時間が短いので電気代よりガス代の方が安いです。
    電子ジャーを使う場合はまとめて炊き、保温は切りましょう。電力的には約3.5時間以上保温すると、電子レンジで温め直した方が消費電力は下がります。
    土鍋炊飯でも、まとめ炊きでも、残りはラップで包んで冷凍し、食べるときだけレンジで温めるほうが味も落ちないですし、節電になるのでおすすめです。
  • 電気衣類乾燥機 →外に干す
    最大消費電力 1400w
    電気衣類乾燥機の乾燥方法には大きく2つに分かれており、水冷式ヒーター乾燥、ヒートポンプ乾燥、があります。水冷式ヒーター乾燥は発生した蒸気を冷却水を循環させて中の熱気を水滴にして外に排出するシステムで乾燥温度が高いため、室温があがります。ヒートポンプ乾燥はエアコンのような仕組みで、低温でも除湿機能で乾燥させるシステムで、本体の熱はさほど上がりませんが、厚手のものの乾燥時間がかかるので、運転時間が長くかかり、やはり使わないよりは使った分室温は上がります。
    節電を考えるのであれば、乾燥機は使わずにできるだけ外に干しましょう。
  • アイロン→アイロン不要の衣料に切り替える or→かける時間を短縮
    最大消費電力 1200w
    アイロンは消費電力も多く熱も発するので、なるべく使用量を抑えたい家電です。
    Yシャツなどはアイロン不要のものに切り替えたり、ハンカチやシーツは、アイロン不要のパイルやガーゼ生地にかえるのも一つの方法です
    ちなみに要アイロンのYシャツは脱水時間を短くし、ぬれたまましわがとれる程度にかるくアイロン掛けし、ボタンを全部留めてハンガーで干すと、しわなく乾き、アイロンがけ時間は乾いてからかけるより半分ですみます。
    しわになってしまったスーツは、お湯を張ったお風呂場に2時間ほどぶら下げておくと、アイロンをしなくても充分しわがとれます。
  • 温水洗浄便座 →便座の保温をオフ
    最大消費電力 1200w
    冬は暖かい便座はありがたいものですが、一日中保温されている温水洗浄便座は、夏は部屋の室温を上げる原因にもなりますので、保温は切りましょう。切電にもなります。
    便座カバーをつければ、肌あたりも冷たくないのでおすすめですが、着座センサー付きの便座は普通のカバーがつけられない場合がありますので確認が必要です。
  • ドライヤー→吸水タオル&扇風機
    最大消費電力 1200w
    ドライヤーの消費電力は平均して1200wです。これはオーブンレンジと大体同じで、使う時間は短いですが、大きく電気を消耗する家電の一つです。温風を発しますので室温を上げる原因にもなります。
    最近は節電の為に髪を短くするという強者もいらっしゃいますが、そこまでは無理でもタオルをかえるだけで髪の毛の乾きが早くなり、髪の毛の長さによってはドライヤーがいらない場合があります。扇風機を使っているのであれば、風もぜひ利用しましょう。髪の毛も痛みません。
    ヘアスタイリングで使いたい場合は、女性であればまとめ髪やスタイリング剤だけでセットなど、ドライヤーを使わないスタイリングを工夫してみるのもおすすめです。
  • 白熱電球 →電球型蛍光ランプ・LED電球に変える
    最大消費電力 白熱電球 54w 電球型蛍光ランプ15w LED電球 6w(すべて60型で比較)
    高温の熱を発する白熱電球は電力消費効率も悪く、明るくするために多くの電力を消費します。白熱電球は高温時には120~130度にはなりますので、数があるとやはり部屋の温度に影響します。電球型蛍光ランプ・LED電球は同じ明るさでも発熱量が少ないため表面温度が低く、消費電力も低いので、室温を下げつつ節電ができます。
    単価がまだ比較的高いのが難点ですが、電球を使ったときの電気代が約4/1〜6/1になり、白熱電球に比べ寿命が約6倍と長いため交換が少なくてすみ、電気代を含めると、電球型蛍光ランプで約5ヶ月、LED電球で約1年半ほどで元が取れます。

※最大消費電力は平均を参照しています。


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